カレー屋巡り

独り言

土曜日の梅雨入り前のハッキリしない天気の中、
仕事もお昼は休みだし、なにか食べようとノコノコ神楽坂を歩いていた。
蒸し熱い陽気のせいで熱いのに汗が出てこない、いわゆる湿度が高く不快な状態だ。
こんな時は半強制的に発汗作用のある物を食べて体温調節をしなくてはならない。
ってことで、メニューはカレーに決まりだ。

今日はカレー激戦区と言われている神保町まで足を延ばすことにした。

さすがは神保町である。
まだ11時半前にもかかわらず、あちらこちらに行列が出来ていた。


さて、どこで食べるか。
候補は行ったことがない所を含めていくつかあるが、
今日の天気と気分にぴったりな

「神保町 カーマ」ここに決めた。

インドには行った事ないですが、おそらく南インドのカレーはこんな感じなのでは。

ご覧の通り、サラサラ系のカレーだ。
独自の香辛料のブレンドなのでしょう、絶妙な配合である。
辛さは大辛とか中辛とかあるようだがデフォルトで十分に辛い。
隣のお客さんは座るや否や「チキン、大辛で」と注文していた。
んーん。いさぎよい。まるで侍のようだ。

1,2年ぶりくらいの来訪であったのだが
店員さんが変わっていた。
想像するに息子さん夫婦のように見える。
以前のご主人もいい味だしていたが(カレーの味も人間味も)
若いご夫婦もいい感じである。
何より開店前から7~8人並んでいたので繁盛しているのだろう。
情報の伝達の早い今の時代、昔あったような
「知る人ぞ知る美味しいお店」など存在するはずもなく
良いお店はどんどん良くなり、そうでない店は朽ちていくのだろう。
いつまでも変わらぬ味を貫き守り通すのは簡単のようで難しい。
時代の変化に対応していくのもまた、私のようないい年したオジサンには困難なものだ。
汗の通り道の汗腺のつまりがカレーのお陰で開通してクリアになった頭で
涼しさを感じながら考え事をしつつ2駅分の道のりをまたノコノコと歩いて帰った。


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