ぬか漬けだけではないですが、発酵食品の出来る過程は
微生物の働きによってなされる訳でして、
それは私というご主人が寝ている時も遊んでいる時も
微生物たちはセッセと働いてくれるのです。

なんともありがたい事で、これを利用しない手はないでしょう。
さらに出来上がるぬか漬けという食品の持つ健康面から見た効能は
言うまでもなく誰もが知っている素晴らしいものだ。
保存という観点からも優秀である。
電気代もかからず、ただ置いてあるで大丈夫だ。
味の観点からもバリエーション豊かだ。
浅漬けから古漬け、具材もだいたいの野菜は選び放題。
もう一つ、これは経験したことが無い方は分からないでしょうが
混ぜた手のお肌のケアになるのです。
私は仕事柄、水仕事が多いのですが、このぬか漬けを混ぜる作業のお陰で
まったく手が荒れることがない。
ぬか漬けを混ぜた後はハンドクリームを塗ったようにしっとりスベスベなのである。

このような素晴らしい働きをする召し使いをほぼ只で家における。
どうかぬか床がまだ無いご家庭、是非やってみてほしい。
作りかた、アレンジなどを簡単にご紹介します。
材料
米ぬか
水
塩
以上

まずは樽などに米ぬかを入れます。
丁度良い硬さになるまで水を入れる。
具材に塩をなすって入れる。

最初は美味しい漬物は出来ません。
なぜなら微生物がまだ少ないからです。
もし可能ならぬか漬けをやっている人に少し床を分けてもらって
そこから始めるとすぐにでも美味しい漬物が出来ます。
因みにきん助にご来店でご希望の方にはお店のぬか床をお分けしています。
今までも何人かにお分けしました。
いくらでも増やせますし、お店のぬか床は現在3樽あるのでお気軽にどうぞ。

さて、浅漬けや丁度いい頃合いの漬物はただ洗って食べればいいのですが、
古くなったのが厄介と思われた方もいやっしゃるでしょうしまた
経験されたかたもいるでしょう。
古漬けの活用方法
☆薄く刻んで水洗いした後、布巾などで硬く絞って生姜などを刻んで混ぜて頂く。
これは比較的一般的でお茶漬けには最高です。
☆細かく微塵切りにして豚小間肉などを足して焼き飯の具材にする。
きん助独自のアレンジです。

これが、めっちゃ旨いのです。
「昔焼き飯」と名付けています。
酒庵きん助でも超人気メニューです。
最後の晩餐は何かと聞かれて
「私はきん助のむかチャです」と答えた人がいるくらい。
難点はやはり作るのが面倒な事。
出来ればそれぞれのご家庭で自作して
独自の味を楽しんで頂きたいですが、
ホントにおいしいの?
と疑問の方はまず食べてみて。
レンジでチンしてすぐ食べられます。

焼き飯シリーズは他にも
にんにく焼き飯
納豆焼き飯
とあります。
私のお勧めはやっぱり「昔焼き飯」かなー。
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